佐世保市・佐々町の総合歯科治療|吉岡町歯科|障がい者歯科

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障がい者歯科

障がいに対する理解を持つ歯科医院は現状では多くはありません。そのため、障がいがあるために必要な歯科医療を受けられず、むし歯や歯周病が重症化してしまうケースがあります。佐世保の歯医者「吉岡町歯科」では、障がいのある方のお口の健康をサポートするため、障がい者を対象とした歯科治療に取り組んでいます。

必要とされる歯科治療を必要な人へ

障がいがあるから、迷惑をかけるから、また不当な扱いを受けるから、と、歯科受診をためらってはいませんか。 本来、必要とされる歯科治療を受けることができない。 受けさせたいけど、受け入れ先がない。 吉岡町歯科はそのような声を受けて、新たに誕生した歯科医院です。
長崎県の県北区域・佐世保市においては長崎市や大村市、諫早市よりも、障がいのある方の歯科診療の受け入れは少ない状況です。我々はまだ数人の小さい歯科医院ですが、この状況を受け止めて解決すべく、新たに歩き始めました。地域、県北区域のみなさまと共に、未来へと進んでいきます。

大切なもの・共感的理解(エンパシーEmpathy)

共感的理解とは相手を理解する共感のこと。つまり相手の心情を汲んだ思いやりを指します。同情(シンパシーSympathy)と何が違うのか?これはただ単に「かわいそう」と同情をするのではなく、この人はこれがないから困っている、これをして欲しいんだ、だから何かをしてあげようと理解すること、それがエンパシー・共感的理解です。

障がいのある方にも安心して治療を受けられます

障がいのある方にも安心して治療を受けられます

当院には、障がいのある方に適した歯科医療を提供するための十分な知識、技術、そして豊富な経験を持つ医師が在籍しています。以下のような理由で歯科治療を受けるのが難しい場合も、どうぞお気軽にご相談ください。

  • じっとしているのが難しく、歯医者に行きづらい
  • 過去に診療チェアでの嫌な経験があり、歯医者にトラウマがある
  • 慣れない環境で不安が強く、治療が難しい
  • 本人が治療に協力的でない
  • 障がいに理解のある歯科医院が少なく、安心できる場所を探している

障がいのある方を治療するために

障がいのある方を治療するために

当院の医師は、障がい者歯科に関する経験を積んでおり、歯科治療だけでなく、障がいのある方への配慮も十分に理解しています。患者さまが安心して治療を受けられるよう、環境づくりにも取り組んでいます。また、障がいのある方の治療がスムーズに進むように、他の患者さまと治療時間を分け、リラックスした安全な治療環境を整えています。

治療に慣れていただくために

治療に慣れていただくために

当院では、障がいのある患者さまの治療において大切にしていることがあります。それは、無理に治療を進めないということです。障がいのある患者さまの多くは、治療の必要性を理解しにくく、何が行われるのか分からない状態で不安を感じやすくなります。
当院では、まず歯医者の環境に慣れてもらうことから始め、絵や写真を使いながらコミュニケーションを取ります。問診や歯磨きなどの基本的なケアから徐々に進め、患者さまの様子を見ながら不安が軽減された時点で本格的な治療を開始します。
患者さまが歯医者に慣れるまでの時間は個人差があるため、治療の開始時期もそれぞれ異なります。障がい者歯科では、初回や2回目の来院で治療を開始することは難しい場合が多く、治療完了までに時間がかかることをご理解のうえご来院ください。

よくある疾患と当院の対応

お持ちの疾患によって、適した対応は変わります。佐世保の歯医者「吉岡町歯科」が障がいをお持ちの方を治療する際に配慮している点についてご紹介します。

  • 自閉症

    自閉症の方は、これから何が起きるか分からないという状況に強い不安を感じることが多くなります。当院では、治療に使う器具やこれから行う治療の内容について、絵や写真を使って分かりやすくご説明し、患者さまの不安を解消したうえで治療を始めます。

  • 知的障害

    知的障害の患者さまの治療をする際には、患者さまの状態の把握に努めます。治療が可能な場合には、治療に慣れてもらえるように、徐々に患者さまの理解を高めていきます。治療が難しい状態の場合は、麻酔などを活用して鎮静状態で治療を進めたり、経過観察を続けるなどの治療方針を検討します。

  • 脳性マヒ

    脳性マヒの患者さまの場合、反射抑制姿勢を取り、付随意運動を抑制します。また、不安な状況が筋肉の緊張を招いたり、反射的に口を閉じてしまったりという動きを誘発することがあるため、できるだけ光や音、痛みなどの刺激を与えないように慎重に治療を進めます。

  • ダウン症

    ダウン症の患者さまは、歯周病が進行しやすい傾向があるため、当院では特に歯周病の予防や治療に注力しています。また、麻酔の種類や量によっては合併症を招くリスクもあるため、麻酔時にも十分な注意を払っています。

当院での対応設備

障がいのある方においても、歯科治療が困難であることから、治療を受ける機会が少ないのが現状です。しかし、治療を受けないままでは、お口の健康が悪化してしまいます。私たちは、こうした方々に適切な歯科治療を提供するため、様々な設備や技術を整えています。

生体モニター

生体モニター

血圧、脈拍、血中酸素飽和度を常に測定し、安心して治療を受けていただけます。

静脈内鎮静法

静脈内鎮静法

薬剤を静脈に注入する鎮静法です。笑気鎮静法よりさらに深い鎮静効果が得られます。

笑気鎮静法

笑気鎮静法

緊張や不安を和らげるための鎮静法を導入し、リラックスした状態での治療を実現します。

レストレーナー

レストレーナー

体動を制御し、安全な治療環境を提供します。

カフ

カフ

聴覚が敏感な方の耳に装着し、音を遮断する装置です。

開口器

開口器

長時間お口を開けるのが難しい方でも楽に治療を受けられる装置です。

訪問診療も対応

訪問診療も対応

通院が難しい方には、訪問診療を行っております。X線撮影装置など、診療室と同等の設備を持参し、ご自宅や施設での治療が可能です。会計もその場で処理いたしますので、安心してご利用いただけます。
お口の健康を守ることは、介護負担の軽減や健康寿命の延伸につながります。地域の皆さまのニーズに応えるため、まずはお気軽にご相談ください。

お付き添いの方へ

  • 障がい者歯科治療に必要な問診票は、患者さまの状態を詳細に把握するため、記入していただく項目が多くなります。記入に時間がかかるため、問診票は事前にご自宅でご記入いただき、ご来院当日にご提出ください。
  • 初回は、お付き添いの方だけでご来院いただいても結構です。
  • 落ち着いた状況で治療をするため、診療は予約制です。まずはお電話でお問い合わせください。

よくあるご質問

  • Q.過去に別の歯医者さんで治療を受けられませんでしたが、対応できるのでしょうか?

    A.

    患者さまの状態を確認していない状態では、明確に回答することはできません。しかし、治療が受けられる状態にまで患者さまが成長されている場合や当院の治療法が患者さまに合っている場合は、治療を受けられる可能性があります。また、治療ができない場合でも、むし歯の進行を抑える処置や予防処置であれば行えるケースもあるため、まずはお気軽にご相談ください。

  • Q.治療期間はどのくらいですか?

    A.

    患者さまの状態やお口の状態によって治療期間は変わりますが、治療を開始するまでに時間を要することが多いため、一般的な歯科治療に比べると治療期間は長くなります。

  • Q.待ち時間が苦手ですが、長く待つことはありますか?

    A.

    余裕を持った予約スケジュールを組み、できるだけ予約時間通りに診療できるよう心掛けていますので、ご安心ください。